kedzkiestの日記

普段の発見や開発の進捗について書いていきます。

TOEICで900点越えを達成したので今までにやってきたことを振り返ってみる

大学内で行われたTOEIC IPテストにて905点を取ることが出来たので、嬉しくなるとともに今までの英語学習を振り返ってみようという気持ちになりました。

高校生以前

特に英語が得意というわけでもなく、5段階評定で3か4くらいの成績だったと思います。

高校1年生

高校生の初めの方は学習内容的に中学校と同じところがあるため、特に勉強しなくとも授業にはついていけていました。

しかし、11月くらいの模試でひどい点数を取りました。それまではテストで60~70点ほど取っていたので「勉強しなきゃな」とは思いながらも実際に行動には移せていませんでした。

これを境に英語学習意欲に火がついたことを考えると、当時の私にとってはかなりの衝撃だったのだと思います。

私が取り組み始めたこととして、高校から配布された英単語帳をちゃんと覚えるということがあります。

結局のところ、単語が分からなくてはどうしようもないです。入学当初に英語の先生から言われたはずのことですが、ここでようやくその重要性を実感できました。

とはいえ、単語帳にあるすべての単語を覚えられる気はしませんでした。実際、悪い点を取った模試以前にも単語帳は眺めていましたが、一週間経たずに内容を忘れていたと思います。

そのため、どうすれば効率よく記憶できるか試行錯誤しました。初めは単語帳にある単語を端からすべてノートに書いていくことをしていました。

ノートに書き写した単語帳の一部。今思うとかなり非効率的・・

1単語ずつ単語帳からノートに写していき、意味と発音を確認しながら何度も書いていく作業を1000単語分行ったところで、効率が悪いと感じました(笑)。

しかしながら、効率が悪くとも確実に単語は覚えられているようでした。英語の授業の初めに生徒全員が起立し、単語帳からランダムに英単語が選ばれ、挙手して意味を答えられたら自分の席の縦か横のラインの人を着席させられ、全員が着席したら終了するゲームがあったのですが、そこで毎回一番に手を上げて答え、隣の人の疲れを減らしていました。

今まですぐに忘れていたはずの単語を時間が経っても覚えている自分が誇らしくなり、もっと多くの単語や表現を知りたい気持ちが出てきました。

高校2年生

英語学習の方法は大きく変えていませんでしたが、英単語帳の覚え方は改善したいと思っていました。

というのも、2年生になった途端高校からもう一冊英単語帳が配布され、これも覚える必要が出てきたからです。

そこでこれまでの書いて覚えるやり方を変え、読んで覚えるやり方を試してみました。

やり方としては
①英単語を発音して、その日本語訳を読む。
②単語帳の左側のページにある単語すべてに対し、①を3回行う。
③単語帳の左側のページを赤いシートで隠し、日本語訳を見ずに意味を答える。
④右側のページに関しても同様に進めていき、単語帳の最後に到達したらまた最初に戻る。
といった具合です。

書いて覚えるやり方に比べるとそれぞれの単語を忘れやすくはなりますが、その分反復回数を増やせるので、総合的に見るとこちらのほうが私には合っているように感じました。

高校3年生

この頃にはもう英語は得意教科と言ってもいいくらいで、放課後に友達に英語を教えることもよくありました。英検2級を取ることをクラス担任の先生から勧められ、受けてみたらあっさり合格しました。

しかし、3年生の初めの方で鼻っ柱を折られるような出来事がありました。

ある日の休日、私がレインボーシックスシージをプレイしているとき、アメリカ人の方からボイスチャットで話しかけられ、なんだかんだで彼のスクワッドに参加することになりました。参加した先では彼以外に3人のアメリカ人がおり、そのままマッチが始まったのですが、何を言っているのか全く聞き取れず、非常に悔しい思いをしました。

自分の周りだけを見て慢心していたことに気付き、さらなる英語力を手に入れるため、英検準1級の勉強を始めました。(目指すべき英語力とは方向性が違う気もしますが)
そして3年生の2月に英検準1級の試験を受け、合格できました。

この時期の少し前から私の高校では会津大学2次試験対策なるものが開かれており、推薦で合格した私は初め参加しないつもりでしたが、小学生からの付き合いである友人が何人かその講座に参加していたため、応援したい気持ちで私も一緒に講座を受けることにしました。

そこでは会津大学の2次試験に必要な数学と英語を勉強するのですが、英語に関してはそれまでにやってきたことを存分に発揮し、講座外の時間に友人の質問に答えたりしていました。

卒業間近の時期には、実践的なフレーズの習得やリスニング力を鍛えたいと感じ、サウスパークという海外のアニメを見始めました。

初手から下ネタ・ブラックジョーク満載でしたが、とにかく知らない単語や表現が高速で流れていくので、英語字幕をオンにして頻繁に動画を止めながらノートを取っていました。

学校教育では触れたことのない(触れちゃいけない)英語を学習し、教科書的な英語から実践的な英語に少しずつ学びをシフトしていきました。

大学1年生

大学に入学してから初めてTOEICテストの存在を知りました。会津大学では1年生の8月に全員がTOEICを受けることになるのですが、その時の点数は895点でした。

今まで英検だけを受けてきたため、正直自分の現在位置を正確に掴めていない状況でしたが、点数で結果が出ることでそれが分かりやすくなりました。

しかしここでTOEICを頑張りたくなったわけではなく、TOEICが990点満点であることを考えると、1回目で895点取ったからもう受けなくてもいいかな、という気持ちでした。

大学ではそもそも授業内容が難しいのと、新しいことをやってみたい気持ちが強く(最終的にゲーム制作に落ち着きました)、英語学習は大学入学前までバリバリやっていたのが嘘のように止まりました。

しかし英語力が衰えたわけではなく、大学の英語の授業ではいつでもよい成績をとっていましたし、そのことがあって、研究室の手伝いをお願いされることもありました。

8月に初めてのTOEICを受け、その2週間後くらいに塾講師のアルバイトを始めました。そこでは小学4年生から高校3年生までを対象に数学と英語を教えています。

これまでの英語学習のノウハウを伝えることはもちろん、生徒さんの英検対策や英語の面接を実施する大学の試験対策などを行っていました。

大学2年生

この頃になると、大学入学後からほとんど英語学習をしていないことがたたって、日に日に自分の英語力が落ちていくことを感じていました。

しかし、これまでは英検合格やゲームでのコミュニケーションを取りたいといった目標があったのに対し、この時は英語を勉強するための強い動機がありませんでした。

少しでも英語力をキープしようとYouTubeで英語の動画を見たり、携帯やゲームの言語設定を英語にしてみたりと、色々工夫してみました。

その結果分かったことは、意外とこれらの努力が実を成しているということです。

高校3年生の終わりに教科書英語から実践英語へのシフトを決めたわけですが、YouTube上やゲームの英語はリアルにあふれていて、本来私が獲得したかった英語力を埋めてくれる気がしました。

また、この頃からDeepLを頻繁に使い始めました。大学1年生までは翻訳アプリは英語ができない人が使うものと決めつけていましたが、単に文法的に正しいだけでなくニュアンスまでもその場のノリに合った文章を出力してくれるため、非常に気に入りました。

また、自分自身でも英語を勉強してきたおかげで翻訳アプリのミスに気付くことができ、翻訳しやすいように文章の区切り方や構成を変えてあげるといったテクニックも覚えました。

大学3年生(現在)

大学3年生になった途端、大学の英語科目を受ける際に、最後に必ずTOEICを受けなければ単位取得できないという新たなルールが追加されました。

もうTOEICを受けることはないだろうと思っていた私にとっては、単位取得のために受けるしかないというマイナスの気持ちと、大学1年の8月の自分に比べてどれほど英語力が落ちたのか(あるいは上がったのか)を知りたいというプラスの気持ちの両方がありました。

会津大学は4学期制で、私は大学3年の1学期と2学期に英語科目を取っていたため、それぞれの学期の期末試験期間にTOEIC IPテストを受ける必要がありました。(この記事は2学期が終わった後の夏休み中に書きました)

1学期の最後に受けたTOEIC IPテストの点数は870点で、意外と保ったほうだな、という印象でした。

2学期の最後にもTOEICを受けることになりますが、そのために時間を割くよりも他にやりたいことがあったので、結局特に対策をしないままでした。

2学期の最後に受けたTOEIC IPテストの点数は905点で、この記事を書くきっかけとなった点数です。初めに嬉しいと書きましたが、もしかしたら心のどこかでは900点を越えたいと思っていたのかもしれません。

対策をしなかったのに点数が上がった理由としては、英語科目の最後に受けたこの2回分はオンラインでの受験だったことが考えられます。

1回目の受験では操作に少し戸惑っていた部分もありましたが、2回目の受験では問題を解くことに集中できたからこそ、高得点が取れたと思います。

今度こそ、これ以上TOEICを受けることはないと思っていますが、今までやってきたことが無駄じゃなかったと感じられました。