kedzkiestの日記

普段の発見や開発の進捗について書いていきます。

Webページの音声読み上げ機能でクイズを作る

はじめに

Ctrl + Shift + UでWebページの音声読み上げができることを発見したので、2つの使い方を考えてみました。

基本

適当なWebページを開き、Ctrl + Shift + Uを同時押しすると上からメニューが出てきて、同時に読み上げが開始されます。
例としてWikipediaのバナナ(日本語版)のページを使ってみました。
Wikipedia記事へのリンクはこちらです。
バナナ - Wikipedia
youtu.be
右上の音声オプションから読み上げのスピードや読み手(言語や国籍)を変更することができます。上の例では読み手が日本人なので、基本的に日本語が読まれますがところどころ英語も読んでくれるようです。ときおり読み方がおかしいところがありますが、そういった箇所はWebページ側で読み仮名の設定をしてあげれば、視覚障害を持つ方にもフレンドリーなページになりそうです。無料でそれを実現するのは厳しいかもしれませんが・・。

では次から、私が思いついた音声読み上げ機能の使い方を紹介していきます。

①何のWebページを読み上げているかを当てるクイズ

リスニングクイズ形式のため、音声のみとなっています。察しの良い方なら最初の10秒くらいで答えが分かるかもしれません。
答えはこのWebページです。

②英語リスニングクイズ

前置きがなく、いきなり本文から始まるので注意して下さい。

(1)リンゴの原産地はどこ?
(2)リンゴを北米に持ち込んだのは誰?
(3)種から育てたリンゴの特徴2つは何?

①の変種ですが、高校までにやったような英語リスニングとなっています。


問題点

・スムーズに読まれない時がある
①と②の使い方両方に影響することです。音声が詰まっているような瞬間があり、いつでもスムーズに聞き取ることは出来ません。

・読まれる箇所がコントロールしにくい
これも①と②の両方に影響することですが、読み上げる順番は必ずしも見た目での上から下ではありません(例えばWikipediaでは最初にタイトルを読んだ後、前文を読む前に右側の要約枠に移る)。そのため、意図しない順番で情報が公開されることがあります。

また、画面上に表示されている文字すべてが読み上げられるわけではありません。実際にいくつか試してみると分かりますが、日本語のページ・日本語の読み手でも、見た目上表示されていながらも読まれない文字があります。

さらに、サイト名のネタバレ・個人情報の流出についても気をつける必要があります。私が当初予定していた、親しい間柄での時間つぶし程度なら問題ないかもしれませんが、一般に公開する場合には、読んでほしくないところがうっかり読まれないように注意して下さい。

・読み仮名の設定が適切に行われていないサイトでは正しく読まれない
読み仮名という概念のある言語の読み上げをする時に発生する問題で、今回なら①に影響します。本当の読み方とのズレを頭の中で補正しながら考察するのもひとつの面白さではありますが、やはりいつでも正しく読んで欲しいところです。

おわりに

Webページ音声読み上げ機能の紹介でした。冒頭ではCtrl + Shift + Uでのショートカットからの利用だけを書いていましたが、三点リーダー(ミートボールメニュー)からも利用できますね。